気づかないふり選手権

日常・気づき

電車の中の出来事です。

席が空いたので移動し、座って顔を上げると、斜め前の席に知り合いがいました。

会釈しようとしばらく顔を向けてみる。
でもスマホを見ていて気づかない。

声をかける?
距離が微妙。

手を振る?
知り合いとしての距離も微妙なのでそれはない。

その人は、息子がお世話になっている人で、
本当は話したいこともありました。

でも今はプライベート時間。
若者の時間を邪魔してはいけない。

気づいてないなら…

そちらを見ないことに。

こちらもスマホを見たり、反対側の車内を見たり。

数分後、ふと視線を戻すと、その人が端の席に移動していました。

ああ、これは…

気づいてたかな。

一番端の席が空いたから移動。
それはよくあること。とても自然。
でもこのタイミング、この位置。

そもそも立っている人もいない斜め前のこの距離で、気づかないなんてことはあるのだろうか。

たぶんお互い気づいていた。

そしてお互い気づかないふりをした。

次に会った時はきっと何事もなかったかのように挨拶をするのだろう。
それが大人の距離感。

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