誕生日。
テンションMAXで学校から帰ってきた息子。
「ヤバイヤバイヤバイヤバイ」
と言いながらニヤニヤしている。
「〇〇から誕プレ渡されたー」
〇〇は息子の好きな女子。
「何?手紙?」
「違う!誕プレ!」
カバンから取り出して突き出してくる。
見ると、なんと手作りのキーホルダー
「えーーーっこれ勘違いしちゃうねぇ」
「いや、それはない」
と言いながら真顔に戻ろうとするが、まだ顔はニヤけたままだ。
それにしても、その気もないのに手作りのプレゼントを渡したりするのだろうか…
いや、するかもしれない、と、
ここでチクっと痛い記憶を思い出した。
かつて高校生だった頃、手芸にハマった時期があり、手作りのマスコットのようなものを男友達にあげたことがある。
受験前だったので、受験頑張ってね!と書いたメッセージカードを入れて。
当時の私に深い意味はなく、ただ仲の良かった友達を応援したかったのだ。
女友達と同じように。
ああ、痛い。
思い出すと恥ずかしくなる。
その友達は、受験に合格するとこう言った。
「お前には一番に報告しようと思って」
それを言われた瞬間に勘違いさせてしまったことを察した。
ああ、痛い。
ごめん…
私の痛い記憶は置いておいて、
息子のもらったプレゼントはどういった意味がこめられていたのだろう。
深い意味がなかったとしても、息子のことを気にかけてバースデープレゼントを渡してくれたことには、ありがとうと思う。

